▼ジャケットヒーター(マントルヒーター)
・配管用ジャケットヒーター
・クリーンルーム対応の100%PTFEシート採用
・便利なマジックテープ止めタイプ
・形状:ストレート型,エルボ型
・Y端子付きK熱電対
▼ヒーター仕様
・電源コネクタ:Molex
・サーモスタット:210℃ OFF内蔵
・リード線:100mm
※ヒーターは1チャネルにつき合計1000Wで使用してください
▼その他
・クランプカバーなどの周辺部品もご用意しております
基本情報 | |
---|---|
最高温度 | 200℃ |
外装材 | PTFE100% |
内装材 | PTFE100% |
断熱材 | ガラスマット t=10mm |
ヒーター線径 | Φ2.2 |
製品コード 型式 |
内径(mm) | 長さ(mm) | 耐電圧:AC | 電気容量(W) | 形状 | 在庫・納期 |
単価 (税込) |
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42.7 | 300 | 100 V | 93 | ストレート |
内径(mm) | 長さ(mm) | 耐電圧:AC | 電気容量(W) | 形状 |
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42.7 | 300 | 100 V | 93 | ストレート |
電気容量(W)
内径(mm)
長さ(mm)
形状
クリーンルーム用ジャケットヒーターの取扱いに関する注意事項
この説明書は、弊社クリーンルーム用ジャケットヒーター (以下ジャケットヒーターと総称します) を使用する上で重要な注意事項を記載しております。ご使用の前には本書を熟読の上、正しくお使いください。記載した注意事項を守らない場合、破損や故障の原因となります。また、最悪の場合は災害や傷害を負う危険があります。
①使用電圧に関する注意事項
ジャケットヒーターは、使用する定格電圧(V)が決められておりますので、指定された定格電圧(V)よりも低い電圧で使用しますと、目的の温度まで加熱できない場合があります。逆に、定格電圧(V)より高い電圧で使用しますと、温度が上がりすぎて断線・破損の原因となりますので、絶対にやめてください。
②使用温度に関する注意事項
下記のa~cの注意事項を守ってください。
a. ジャケットヒーターは、少ない面積で高い電力(W)を発生するものもあり、ヒーター本体の保護や過昇温防止のために、温度制御器や電圧調節器、入力調整器などの装置を併用してください。
b. 温度センサー、温度コントローラーを使用する場合は、感熱部が確実にヒーター面の温度を測れるように設置してください。温度制御が不完全な状態で定格電圧にて連続運転すると、以下のような状況で過昇温しやすく、場合によっては断線や破損する場合があります。
c. ジャケットヒーターの最高耐熱温度 (200℃)を超えないようにしてください。最高耐熱温度とは、ヒーター本体が耐えうる上限温度のことで、ヒーター内面温度がこれを超えた場合、断線や破損、引火、ショートなどを起こしますので非常に危険です。また、被加熱物を最高耐熱温度と同温度まで上げることは出来ません。(被加熱物を目的の温度まで加熱するためには、ヒーター本体はさらに高い温度を発生させなければならないため)
③装着に関する注意事項
下記のa~dの注意事項を守ってください。
a. 本製品を切断したり、押しつぶしたり、無理に曲げたりすると内部の発熱線が断線やショートし、故障や事故につながり危険ですのでやめてください。
b. 被加熱物の表面が滑らかであること、異物が無いことを確認してください。表面に突起物があると、ヒーター面の内装材を突き破り、発熱線に接触する恐れがあり危険です。また、ヒーター面は摩擦に弱いため、摩耗すると絶縁が悪くなり故障の原因となりますので、取り扱いは丁寧に行なってください。
c. 装着の際にはヒーター面が被加熱物に対して均等にフィットするように注意してください。固定具がついている製品の場合はしっかりと固定するように装着してください。装着に不備がありますと発熱線に無理な力がかかり断線の原因になります。また逆に、隙間ができて局所的な異常昇温を起こす場合もあります。
d. 定格電圧(V)での空焚きは絶対にやめてください。
④電源コード(電源リード線)の取扱いに関する注意事項
ジャケットヒーターを使用する際には電源電圧を確認後、プラグ端子等をコンセントまたは温度コントローラーや電圧調節器の電極にしっかりと接続してください。その際、電源は全て切った状態で行なってください。
プラグを取り外す場合はコード部分を持たずに、必ずプラグ部分を持って行なってください。また、ヒーター本体からコードを引っ張ったり、コードを持って搬送することも故障の原因となりますのでやめて下さい。
⑤湿気に関する注意事項
ジャケットヒーターは製品の材質上、吸湿性があります。保管時や、長期間昇温させない場合には、湿気の多い場所を避けてください。保管後に再使用する際は定格の50%以下に下げた電圧にて空焚きを行い、湿気を取り除いてください。
ジャケットヒーターは非防水品です。濡れると感電しますので、水・溶液等をかけたり、屋外での使用は絶対にやめてください。
万が一、濡れてしまった場合は直ちに電源を切り、乾燥した場所で十分乾かしてから使用してください。ただし、溶液の種類によっては内部が腐食や破損を起こして使用できなくなる場合もあります。
また、濡れた手で操作を行なうと感電する危険がありますので、絶対にやめてください。
⑥ 簡易バイメタルサーモスタットについて
弊社で使用しています簡易型のバイメタルサーモスタットは過昇温防止用なので、温度制御は別途行なってください。もし簡易バイメタルサーモスタットのみで長時間の温度コントロールをしますと、サーモ内部の開閉用金属板がON-OFFの連続動作により疲労断裂してしまいます。そして、金属板がつながった状態(通電した状態)で故障しますと、加熱が続いてヒーターの断線や故障の原因となります。
⑦その他の注意事項