本ポスターは、真空フランジをはじめとする真空部品の基礎知識を一枚にまとめたA1サイズの資料です。研究室や開発現場などで日常的に参照できるよう作成しました。真空技術を学ぶ学生の方はもちろん、社内で真空関連の知見が浅いチームメンバーへの周知にもご活用いただけます。
こちらのポスターは無償で配布しております。ご希望の方は、下記ボタンよりお問い合わせフォームへアクセスの上、 「ポスター希望」「必要な数量」「発送先(郵便番号・住所・宛名など)」を必ずご明記ください。
ご連絡を確認次第、順次ポスターを発送いたします。
また、お知り合いや周囲でご興味のある方がいらっしゃれば、ぜひ情報をシェアしていただき、必要な分だけご注文いただけると幸いです。
このたびは、私たちが試行錯誤しながら作り上げたポスターをご覧いただきありがとうございます。
実はこのポスター、完成に至るまでにいろいろと悩みました。
たとえばボルト締めの矢印。
数が多くなると線がごちゃごちゃして見づらくなってしまい、「色は何色が一番見やすいのか?」「線の太さは?」と、チーム内で何度もパターンを作って比べました。最終的には「迷ったら見やすさ優先!」の精神で決定しました。
また、フランジの同心円にもこだわりました。
実際の現場では、サイズが大きくなるほど「これ、ほんとに中心合ってる?」という声がちらほら……。
少しでも目安になるようにと、できるだけ円がくっきり見えるように調整しています。
止め方についても、「上下どっち?」と迷う声が多かったので、余白を大きく取ることで”上下の空間の感覚”も伝えられたら……という思いでデザインしています。
ただ、まだまだ改良したいところもあります。
たとえば、ねじの規格について。
本当は「ここがよく間違えられるポイントです!」と実体験に基づいた図解をしたいのですが、現場でどんなミスが起きているのか、まだ把握しきれていません。今後は、皆さんの声をもっと集めて、さらに実用的な内容にしていきたいと考えています。
また、「このフランジでどのくらい真空が保てるの?」という質問も多かったのですが……正直なところ、真空度はポンプや配管設計に左右される部分が大きく、フランジ単体で示すのはちょっとリスクがあるかなと悩みました。
でも、何かしらの目安はあってもいいかもしれない、とも感じているので、ここも今後の課題です。
さらに今回、お客様からは
• 各真空度における平均自由工程
• 真空度ごとの表面精度の目安
など、非常に具体的で有益なご要望もいただきました。
実際にはスペースの関係などで掲載を見送った部分もあるのですが、こうしたご意見は私たちにとって宝物です。
「こういう情報が欲しい」「この部分がわかりづらい」など、どんな小さなことでも大歓迎ですので、ぜひお気軽にお寄せください!
それから……もしよろしければ、実際にポスターを貼ってくださっている様子の写真を撮って、私宛にメールで送っていただけたらとても嬉しいです!
「お役に立ててるんだな」と実感できて、我々のモチベーションになります。
皆さんと一緒に、より実用的で現場で役立つポスターをつくっていけたらと思っています。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。