最短納期2ヶ月間の常識を覆す！電流導入端子のカスタマイズをスピード解決した方法

高真空系

製品サイクルが早く、製品の迅速な市場投入が製造業全体の命題となっている昨今。半導体業界においては、国際競争での生き残りをかけ、よりスピードが求められています。

課題小回りがきかないメーカーとのやりとりに疲弊し… 納期が最短で2ヶ月間…開発が間に合わない！: 半導体製造装置メーカーP社の研究開発部門でも、新しい装置を投入するために日々開発を進めていました。工程数が多く、24時間365日稼動し続ける半導体製造装置において、たとえ1分1秒のダウンタイムも発生させない“止まらない装置”の開発が求められていたのです。; 「開発において、一番の課題は電流導入端子でした。」と担当のK氏は語ります。; 装置納入後の保守・メンテナンスも一括受注をしているP社にとって、規格品ではなくカスタマイズをした部品で設計することが必要でした。そのため、電流導入端子も自社用にカスタマイズしてきたのですが、これが研究開発のスピードを落とす足かせとなっていたのです。; 「かなり細かなカスタマイズを必要とするため、メーカーと直接やりとりをして設計してもらうことが理想でした。」（K氏）しかし実際は、メーカー側はユーザ各社に対しきめ細かく対応することは難しく、P社がほしいものを作れない、というジレンマが常にありました。; 電流導入端子における最大の問題点は、その納期にありました。
一般的に、電流導入端子のみで2ヶ月間の納期がかかるうえ、周辺部品をそれぞれの業者に対して発注する手間が発生していたのです。「これは弊社に限ったことではなく、業界の“当たり前”でしたが、この時間が本当にもったいない。なんとか短縮する方法はないものか、と思っていましたがよい方法もなく…」部品調達が間に合わず開発が遅れる原因となっていたのです。

課題のポイント

メーカーに直接依頼しても小回わりが利かず要望通りの製品が手に入らない
部品を業者別に発注する手間がかかる上、端子の納期は最短でも2ヶ月間かかる

解決特注品も素早い対応。 規格品は常時在庫。最短納期2ヶ月間の常識を覆す: 困ったK氏は、ある展示会でコスモ・テックのブースに立ち寄りました。; 以前から名前を聞いたことはあったのですが、今回話を聞く機会を持てたので相談してみました。「京セラといえば言わずもがな世界トップクラスのセラミックメーカーですから、その質の高い京セラ製品を使用できるという点は非常に興味を持ちました。」京セラはファインセラミックスの製造からメタライズ・ロウ付けの加工まで一貫体制をとっているため、品質は世界でもお墨付きを得ています。; 「通常では対応が難しい案件や細かな仕様に対しても、コスモ・テックの担当に相談すると、すぐに対応してくれる点は大きなメリットでした。自分たちのニーズを正確に汲み取り、京セラと交渉してくれますし、専門的な相談をしたいときは京セラの技術者を同席した打ち合わせをセッティングしてくれます。これまで細かなニュアンスが伝わらないが故に時間がかかっていた設計もスムーズに進められるようになり、私たちが望む部品を最短で手にできるようになりました」（K氏）; また、K氏は最短でも2ヶ月間かかる納期の悩みについても相談しました。すると、コスモ・テックからは驚くべき回答が戻ってきたのです。; 「『翌日納品も可能ですよ』と言われたときのショックは忘れられません」とK氏。; 規格品の端子と特注のフランジであれば、カスタマイズをしても2ヶ月かかっていた納期を2週間程度に短縮して対応も可能とのこと。開発の足かせとなっていた部品調達の課題をクリアできました。また、電流導入端子などの製品だけではなく、その前後（真空側・大気側）で使用する接続部品や工具なども在庫されており、部品を業者別に発注する手間もかからなくなるということでした。; 他社にはない、ワンストップサービスが、開発スピードをあげるカギとなったのです。「これまで常識だった納期2ヶ月間の考え方を覆されました」（K氏）課題だったカスタマイズと納期の問題をクリアできるということで、早速発注を決めたP社。しかし、P社が発注を決めたポイントはそれだけではありませんでした。; 「万全なサポート体制も魅力でした。過去に何度か、使用前のリークテストで不良品が生じることがあったのですが、コスモ・テックは全ての製品に対し、ヘリウムリークテスト（100%実施）を含む厳しい検査基準を設けています。その検査基準をクリアした製品のみが出荷されるため、設置後に不具合が発生する心配もありませんでした」（K氏）; 必要な部品を必要なときに手に入れることができるようになったP社。部品調達による研究開発の足止めがなくなり、開発スピードが一気に加速、装置組み込みをして市場に投入できる日もまもなくです。; 「開発に専念できるようになった上、いつでも相談でき、最適な方法を提案してくれるパートナーを見つけることができました」と、最後にK氏が語ってくれました。